セキュリティ担当者の英語勉強法(無料で可能)

その他

 

はい、情シス課長です。

NISTをご存じでしょうか?
NIST(National Institute of Standards and Technology)は、アメリカ合衆国の連邦政府機関の一つで、科学技術に関連する標準についての研究などを行う機関です。(詳細は、こちらの記事を参照してください)

NISTが発行しているNIST Cybersecurity Framework (NIST CSF) は、今やサイバーセキュリティのデファクトとなっていますので、是非理解しておきたいところです。
NIST CSFは、IPA(情報処理推進機構)により日本語に翻訳されていますので、英語で読む必要は必ずしもありません。

ですが、この記事では、NISTを題材に英語を勉強する方法を紹介したいと思います。
全て無料でできるものばかりです。

え、なぜ、NISTで英語を勉強するの? セキュリティ担当者たるものNIST CSFは、理解する必要があります。
折角、熟読するのであれば、日英の対比表があるのでそれを題材に英語を勉強しようという魂胆です。

セキュリティ担当者にとって英語ができることはとてもメリットがあると思います。スピーキングができるまでは不要ですが、reading と hearing は勉強すべきだと思います。
なぜなら、現在のセキュリティ関連の情報は、NISTのように概念的なフレームワークもセキュリティ製品もほぼアメリカもしくはイスラエルから入ってきているからです。

日本にとっては、少し寂しい状況ですが、しばらくはこの状況が続くでしょう。つまり英語が分かると、いち早くセキュリティ関連の情報を入手できるのです。例えば、英語であれば、youtubeでもセキュリティ関連の情報を多く入手することができます。日本語に限定すると、その数が圧倒的に少なくなってしまいます。

NIST CSFを日英で読む

まず前提として、日本語でNIST CSFを理解しましょう。
IPA から、NIST CSF ページ毎の対訳がダウンロード可能です。
https://www.ipa.go.jp/files/000071204.pdf

  NIST CSFをPDFに読ませる(発音させる)

次に、ヒアリングの勉強もできます。
この場合、ページ毎の日本語対訳が入っていると邪魔ですので、原文を使いましょう。
https://nvlpubs.nist.gov/nistpubs/CSWP/NIST.CSWP.04162018.pdf

ここで使うのは、ブラウザのMicrosoft Edgeです。

手順は、次のとおり

1.Microsoft Edgeを起動する。

2.ダウンロードしたPDFファイルをEdgeにドラッグし、EgeでPDFを表示する。

3.Edgeの上部に以下のよなボタンがでてくるので、これで英語を読ませる。

4.音声オプションで、読む速度も変更できる。

英語入力を使ってみる

セキュリティ担当者は、英語を話せる必要はないと書きましたが、勿論、話せるに越したことはありません。
なかなか、発音の練習は機会がないのですが、英語入力機能を使ってみる手もあります。
やってみると驚く程、発音が誤認識されます。
つまり、アナタの発音が英語入力機能に通じていないのです。決して英語入力機能が意地悪しているわけではありません。日本語でやってみると、スラスラと入力できるのです。
かなり、自分の心を打ち砕かれますが、これをやっておくと、通じる発音が身に付きます。

googleで、ドキュメントを選択する。

ツールから「音声入力」を選択し、マイクがでてきたら、Englishを選択しましょう。

Youtubeでセキュリティベンダーの製品紹介を見る

少し、英語が聞き取れるようになったったら、Youtubeで自分が既に詳しいセキュリティ製品の製品紹介の英語版を探してみましょう。既に製品知識があれば、意外と英語の内容が聞き取れるものです。
これを続けると、自分が知らない製品についても英語で理解できるようになります。使われる単語がシステム、それもセキュリティにフォーカスされているので、知っている単語が多く使われているのです。

その他 地味な勉強方法

VOA(Voice of America)、NHKニュースを英語を聞く

iphoneを持っている方は、iPodで、上記の2つを聞くのもいいでしょう。いずれも無料です。
VOAは、英語学習者向けに、通常の倍くらい遅いスピードでネイティブがいろいろなトピックを毎日提供しています。ゆっくり、かつ 単語と単語を繋げないで読んでくれるので、ネイティブが読んでいても、驚く程に単語が聞き取れます。これをやると、「え、もしかして私英語、聞き取れるんじゃない!」という自信を持つことができます。勿論、ゆっくり、単語と単語を分けて、しかも簡単な単語だけを使っているため聞けているのですが、それでもいいのです。まずは、英語を辞書なしで聞いて、内容が分かることが大切です。

一方、NHKの英語ニュースは、少し読むスピードは速いのですが、内容が日本のニュースであるため、既にニュースの概要を理解した上で英語が聞けるということになります。内容が頭に入っているので、少し英語のスピードが速くなっても、想像を使って理解することができます。

この2つを通勤時間等で、聞き流していると1年位で、最初にVOAの英語が遅く感じてきますので、是非試してみてください。

おまけ

ちなみに、上記の方法で英語が聞けるようになると人と話して見たくなるものです。
無料で外人とWeb会話ができるサイトもあるのですが、やってみると時差があったり、やっと人を会話を始めることができても会話が続かなかったりします。
ここは、少しだけコストをかけて見るのもいいと思います。

いまなら、やはりオンライン英会話がコスパがいいと思います。コスト的にみるとDMMがお勧めです。

コメント