情シスの業務が「きつい」のはホント?!

スキルアップ自己啓発

はい、情シス課長です。

googleで、「情シス」と入力すると次に来る文字の予想として、”きつい”という文字がでてきます。
これは、情シス+きつい という言葉でググっている人が多いということです。
では、どのような人がこの検索を行っているでしょう?

1.情シスに在籍していて、仕事が「きつい」と感じている人が、他の同様な境遇の人がいないか検索している。

2.学生や転職などで、これから情シス部門への就職を考えている人が、情シスの仕事が「きつい」のではないかと想像して確認のため検索している。

の何れかが考えられます。
この記事では、できればこの両方の方向けに、情シスが「きつい」いのか?についてコメントできればと思います。

“きつい”の基準は?

「きつい」とは、何をもって「きつい」のでしょうか?
時間的・体力的に「きつい」、プレッシャーが「きつい」、給料の割には「きつい」、技術の進歩に追いついていくのが「きつい」などが考えられるでしょう。

では、一つつづ整理してみましょう。

時間的・体力的に「きつい」

情シス等、IT部門は一般に残業が多いイメージで、時間的に「きつい」という印象になっているかと思います。
確かに、ひと昔前であれば、システムのリリース(稼働)直前は、徹夜が当たり前という風潮がありました。しかし、ワークライフバランスが叫ばれ、労基署のチェックが厳しきなったいま、そんがことを強制している企業は直ぐにビジネスから退場となります。

プレッシャーが「きつい」

これは、上司との関係に依存する部分が大きいでしょう。
所謂、パワハラ上司に出くわすと確かにたまったもんではありません。ただし、これは情シス部門に限ったことではないでしょう。また、大手企業の多くは社員のストレスを定期的に確認する仕組みを導入し始めているので、ドラマで見るような人前で部下を怒鳴りつけるような上司は遅かれ早かれ撲滅されるのではないでしょうか。

給料の割には「きつい」

実は、多くの方にとってここが「きつい」かどうかの基準となっているのではないでしょうか?

つまり、商社、ひと昔まえの銀行、テレビ局、大手広告代理店等、給与が高い業種は、当たり前ですが、仕事は「きつい」のです。
では、情シスやシステムエンジニアの給与と仕事のバランスはどうなっているでしょうか?
残念ながら、これは一概に「いい」「わるい」をいうことができないのです、ここに情シスは「きつい」、つまり「情シスは、仕事の割にきつく給与が安い」という話がでてくる可能性があるのです。
なぜ、一概に言えないかかというと、情シスやシステムエンジニアの仕事には大きな幅があり、その給与にも大きな開きがあるのです。

給与と仕事の難易度は比例する

では、情シスの仕事を整理してみましょう。

情報システム部門の役割は、以下4つに分類する事が出来ます。
(1)IT戦略・システム企画
(2)基幹システム構築・運用・保守
(3)インフラ構築・運用・保守
(4)サポート・ヘルプデスク

(1)IT戦略・システム企画

 経営戦略を支えるシステムの企画立案・要件定義を行います。
 各部門からの要望をヒアリング、業務分析を行い、業務プロセスの改善を推進します。

 必要なスキル
 マネジメントや要件定義などプロジェクト管理の経験、コミュニケーション力を基にした折衝・調整力が求められます。併せて、業務知識や基本設計力を基にした開発における上流工程経験も必要です。

(2)基幹システム構築・運用・保守

 業務知識と社内各部門の要望を基にしたシステムの改善提案・再構築を行います。
 既存システム及び構築したシステムの保守・運用業務を行います。

 必要なスキル
 会計・流通・生産管理など、基幹システムに関する業務知識とシステム設計・開発の実務経験が必要です。社内折衝・調整、ベンダー管理等も行うためコミュニケーション力も求められます。
 保守・運用は、システム保守・運用の経験が求めれます。

(3)インフラ構築・運用・保守

 サービス向上の為の新技術・製品の導入検討・評価を行います。
 ネットワーク、サーバー運用・監視・障害対応に加えセキュリティ対策、データ保全体制の強化も実施する必要があります。クライアントPCまで含めたインフラ全体の対応も行います。

 必要なスキル
 WAN、LAN等ネットワーク構築・設計・運用に関する経験が必要です。ネットワークについては、ルーター、スイッチングハブ製品等の知識・実用経験が求められます。
 サーバー構築・設計・運用に関する経験が必要です。Windows、UNIX等サーバー設定・運用経験が求められます。

(4)サポート・ヘルプデスク

 社内ユーザーへの日常的なヘルプデスク、ツールやシステム導入時のPCセットアップや教育を行います。ソフトウェアやPC等の資産管理、ユーザー管理、FAQ作成。ACCESS、EXCEL等を使ったデータ提供も行います。

 必要なスキル
 トラブル事例などを整理して提供出来る気配りと、問い合わせに迅速に対応出来るフットワークが求められます。初級システムアドミニストレーターレベルのスキル・知識が必要であり、Windows、UNIXでの開発やインフラ経験があればサポート・ヘルプデスクの業務を牽引できます。

 このように、情シスの仕事は4つに分類されますが、
 一般に、難易度が高い(1)IT戦略・システム企画が最も給与が高く、求められるスキルが比較的低くアウトソーシングされることの多い(4)サポート・ヘルプデスクが最も給与が安くなります。
 (2)基幹システム構築・運用・保守、と(3)インフラ構築・運用・保守 は、それぞれシステムの専門知識が求められるため、その間に位置づけられます。

 参考ですが、(2)、(3)は、システム構築業務となり、その具体的な内容は、以下のとおりです。

 内容 
要件分析クライアント(顧客、ユーザ)にどんなシステムが必要
なのかをヒアリングする
 
要件定義要件分析の内容をまとめる 
基本設計システムを何で構成するかを決める 
詳細設計プログラミングをするための細かな設計を行う 
プログラミングプログラムを作成する 
テストシステムが正しく動作するかテストする 
稼働システムの利用を開始しる 

やりたいことは、”きつく”ても”きつくない”

 話を「きつい」「きつくない」に戻しましょう。
 難易度が高く、給与の高い「(1)IT戦略・システム企画」は「きつい」のでしょうか?
 きっと、「企業の業績に影響を与えるような大きい仕事をしたい、そのためには、勉強もするし、徹夜で企画を練るのもいとわない」という方にとっては、希望してでも付きたい仕事でしょう。
 しかし、一方、「言われたことをやる方がいい、定時には帰りたい、休日に仕事のことで頭がいっぱいになるのは嫌だ」という方には「きつい」でしょうし、苦痛でしかなく、成果もでないでしょう。
 逆に、「(1)IT戦略・システム企画」を志向している人が「(4)サポート・ヘルプデスク」に配属されるとどうなるかというと、それも「きつい」ですし、モチベーションが上がらないでしょう。「(4)サポート・ヘルプデスク」は、決まったサービス時間が終われば、業務を終えることができますが、マニュアルがに従って業務を行うことが求められるため、自分で考えてそのマニュアルを勝手に変更してはいけないのです。

 整理すると、情シスの仕事には、上記のとおり幅広い業務があり、一概に「きつい」「きつくない」とは言えない。

 自分の希望する業務、つまり「やりたいこと」であれば、「きつい」ないのです。
 逆に、自分の希望しない業務についてしまった場合には、やはり「きつい」ということになるでしょう。

 これから、情シスでの業務を行う・または検討している人にとっては、まず情シスの業務内容が大まかに上記の4つに分けられることを理解し、自分がその中でどの仕事に就きたいかを考えてみるといいと思います。

 自分にあった、やりたい仕事につければ、「きつい」どころかきっと自分を成長させてくれる業務がまっていることでしょう。

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自分に合った職場を選ぶことが大切

 最近は、情シス、IT部門に限らず転職する方が増えているようです。
 総務省によると「2019年の転職者数は過去最多(02年以降)となった。就業者に占める転職者の割合は、比較的若い層で近年顕著に伸びており、壮年層でも水準は低いながら過去最高を記録している。」とのことです。

 上記のとおり、情シスの仕事は幅が広いため必ずしも自分の希望にあった仕事ができるとは限りません。今の職場では、自分の希望を叶えることが難しい場合は、転職も一つの選択肢だと考えます。

 以下には、ITに特化した転職支援サービスを紹介しますが、仮に転職を検討する場合でも、長期的視点にたち、自分がどのような仕事をしたいのかを整理することをお勧めします。
 例えば、「(1)IT戦略・システム企画」の業務に就きたいと考えても、そのためには、上記で整理したようなスキルが求められます。その場合、「(2)基幹システム構築・運用・保守」や「(3)インフラ構築・運用・保守」の業務経験が必要なのです。

アクシスコンサルティング

アクシスコンサルティングは外資系・IT業界などハイクラスの転職に強いエージェントです。
特に、2014年〜19年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位など、コンサルティングファームへの転職には圧倒的な実績があります。

✔ターゲット
・エンジニアなどのIT系人材
・現役コンサルタント
 特に20代後半~30代の優秀層を対象にしています。
 大手外資ファームや、外資系IT企業、また国内のIT系メガベンチャーなどへの転職実績が豊富であり、
 特に、過去5,000人以上のコンサルタントの転職を大手ファーム中心にサポートしてきた実績から、BIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)やアクセンチュア、アビームなどの大手総合系ファームへの転職に強い会社となります。
 また同業界の実績が多いことから、BIG4やアクセンチュアの独自求人も多数保有しています。
 書類審査・面接時に独自のパイプを使って候補者の魅力をアピールするなどのプッシュが可能なようです。
 コンサル業界各社とのパイプがあり、同業界に特化したエージェントがアクシスコンサルティングです。
 コンサルファーム毎のサポート>
・アクセンチュアなど企業毎の面接・選考対策を受けることができる
・コンサルティングファームとの繋がりが強いため、候補者を直接採用マネージャーやパートナーに推薦できる
など、独自のパイプと実績があるアクシスだからこそ入念なサポートが可能となっています。

<高年収>
 コンサルティングは、上記の記事で記載した「(1)IT戦略・システム企画」を情シス部門から受注する仕事になるため、高いスキルが求められる反面、給与は高くなります。
  昨今のコンサル業界はデジタル推進の案件依頼が多く、ITバックグラウンドの方の採用が活発。
 またこの業界は年収が高く、20代後半で年収1000万円を超える方も多くいます。
 年収アップ事例
  ・エンジニア30歳 年収800万→外資系ファーム 年収1000万
  ・経営企画27歳 年収500万→日系ファーム 年収800万
  ・金融機関の法人営業 年収450⇒外資系ファーム 年収600万 など

Tech Stars Agent

Tech Stars Agentのエージェントは全員エンジニア出身のため、スキルやキャリアを見据えた転職支援を行うことができます。自分に最適な職場が提案されるので、転職後のミスマッチが発生しにくい点が特徴です。

IT・WEB・ゲーム業界特化の専門エージェントですが、転職だけでなく、独立の支援も行っています
Tech Stars Agentでは厳しい審査を通過した、厳選された求人のみを紹介しているので、安心して転職を行うことができます。
また、Tech Stars Agentのみの非公開・独占求人も紹介しています。

✔ターゲット
 20代・30代・40代の経験問わず、IT・WEB・ソーシャルゲーム業界を志望する方

テックキャンプ

テックキャンプ エンジニア転職とはプロのプログラミングスキルが身につく学習プログラムとキャリア支援により未経験からのエンジニア転職を実現します。
特徴として、以下があげられます。
・企業で求められる即戦力技術が身につく
・教室学習とパーソナルサポートでやり切れる環境を提供
・転職成功まで長期のキャリア支援
・返金保証の内容に年齢制限なし
・実際にアプリを開発しながら学べる

未経験から99%の受講生が転職に成功しています。
2016年6月開始より転職成功者数は400名以上。
転職先企業例には、・株式会社ニューズピックス ・チームラボ株式会社
・GMOクラウド株式会社 ・株式会社リブセンス ・日本交通株式会社 ・株式会社ランサーズ
などがあります。

✔ターゲット
20代~30代の男性・女性を幅広く受け入れています。
教育力に重点を置いており、サポートが手厚い会社となります。
テックキャンプ エンジニア転職は教育が充実しているため、エンジニアとして就職できるよう徹底したサポートがうけられます。
提供される教育については、圧倒的コミット量と網羅性に優れています。
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