システムエンジニアとプログラマの違い

スキルアップ自己啓発

はい、情シス課長です。

システム業界にいる方であれば、事業会社の情報システム部(情シス)か富士通、NECまたはIBMといったシステムベンダーかによらず、SE(システムエンジニア)とプログラマの違いは、理解していると思います。

しかし、その違いはなんですかと言われるとハッキリしない方も多いのではないでしょうか?

今回は、その違いをいくつかの角度から確認してみたいと思います。

システムエンジニアとプログラマの違い

業務内容の違い

システムエンジニアとプログラマは、ともに会計システムや物流システムなどの情報システムを構築する仕事に携わっています。
例えていうなら、一軒の家を作るのに、設計士と大工さんが関わっているようなものです。
家を作りたい人の要望を聞いて、設計士が設計図を書くように、情報システムの設計図である要件定義書、システム設計書をシステムエンジニアが書くのです。
そして、設計士が書いた設計図に従って大工さんが家を作るように、システムエンジニアが書いたシステム設計書に従ってプログラマがプログラムを作成(書く)して情報システムを作るのです。

スキルの違い

<システムエンジニア>

システムエンジニア(SE)は、どのような情報システムを作りたいか、情報システムのオーナー(顧客、システムを使う人)にヒアリングして、それを要件定義として整理し、システム化できるように纏める必要があります。
また、要件定義から実際に情報システムが稼働(使い始められる)までの全体管理を行うため、以下の3つのスキルが求められます。

1.ヒアリング(提案力)

2.コミュニケーション

3.プロジェクトマネージメント

特に、情報システムのオーナーが、本当に解決したい課題に気づいていない場合もあるため、本当の課題(解くべき問題)を見つける力が重要となります。
システムエンジニアを目指す方には、本当の課題を見つけるのに役立つ「論点思考」の考え方について、別で記事をかいていますので参考になるかもしれません。

【必見!】論点思考は、社内SE必読の書です。

<プロクラマー>

プログラマーは、システム設計書に従いプログラミングを行います。プログラマーは、直接、オーナーと仕事を行わないため、一人で仕事をするイメージがありますが、多くの仕事は他のプログラマーとの共同作業となるため、コミュニケーション能力も必要となります。
勿論、プログラミングのスキルも必要です。

プログラミングは、日々、使われるプログラミング言語(Java,python など)がかわりますし、言語のバージョンアップも行われます。

そのため、プログラミングについて、新しい情報を常にキャッチアップすることが必要です。
最近では、オンラインのみで勉強できるコースも多くあります。おすすめできるコースのリンクを参考とし記載しておきます。

TechAcademy:無料キャリアカウンセリングあり
テックキャンプ:無料カウンセリングあり

年収の違い

2020年度版 職種別年収ランキングによると、
システムエンジニア 568万円
プログラマー    365万円
となっており、システムエンジニアの方が高い年収となっています。

https://clabel.me/occupations

まとめ

システムエンジニアとプログラマーは、一つの家を建てる設計士と大工さんのような関係です。
大工さんが設計士になることは稀かですが、プログラマーから初めて、徐々にシステムエンジニアになる方が多くいます。
若い頃にプログラマーを経験しておくと、システムエンジニアになってからも自分が書いた要件定義書がどのようにプログラムになるのかイメージできるため、よい要件定義書がかけるともいわれます。
システムエンジニアとプログラマーは、情報システムの構築における役割分担となりますが、どの役割も繋がっていますので、まずは与えられた仕事から始めて、徐々に自分の希望する役割へシフトするのもいいかもしれません。

 

 

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